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タグ 空欄なのはさみしいので、さみしいという意で埋めておきます。 |
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キャラクター名 メルギトーレ・クォ・ヴァヂス |
属性 混沌にして中立 |
プレイヤー名 昆布くん |
最終更新 2018/09/05 00:33 |
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クラス/キャラクターレベル キャラクター:2レベル ローグ(アーキタイプ:偽魔術師):2レベル |
信仰する神 ノルゴーバーの「灰色の主」を通した「秘密」の信仰 |
故郷 ガルーンド大陸の東、「秘術の国」ネックス |
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種族 ハーフエルフ |
サイズ 中型 |
性別 男性 |
年齢 42歳 |
身長 5'10" 177.8cm |
体重 160lb. 72.64kg |
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髪の色 乾ききった暗灰 |
瞳の色 沈んだ紫 |
肌の色 不健康そうな、ごく薄い白 |
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メモ欄 適正クラス/2 ローグ・アーケイニスト
Lv.1……技能ランク(製作:錬金術)
Lv.2……技能ランク(知識:地域) |
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設定など | |
……HISTORY
「どん底にあるものは、それがゆえに賭けをする。ベットできるほどの人生しかなければ、そうするほかに道はないのだから」 ――ムワンギのとある部族に伝わる、由来不明のことわざ ガルーンド大陸の東では、秘術はさして秘されていない。 偉大な秘術師の名を冠する国、ネックスで生まれたメルギトーレにとって、秘術とは常に力の象徴としてあり続けた。 いくらかの同族とは違って環境に恵まれた彼は、ともにひとかどの秘術師であった両親のもとで愛を受けて育ち、やがて高名なウィザードの塔へと送られた。 魔法に長けたエルフの血がウィザードの興味を引き、変化と革新を約束してくれる人間の血はソーサラーの血脈に繋がるかに思われた。 しばしの時を経て、メルギトーレは学んだ。 大人たちも間違うのだと。どれほどの偉人であっても過ちはするのだと。だが気づいたときにはもう遅く、長い煩悶の果てに、メルギトーレは逃げるように塔から去ることとなった。 合わせる顔などなかった。弟子たちは瞬く間に俺を追い越していき、ウィザードの師はやがて目も合わせなくなり、両親だけが俺を信じていて、だが、嘘も長くは続かないことは誰の目にも明らかだ。 才などなかった。学びはしたが力はなく、身についたものはせいぜいが座学だけ。しいていうなら道具の扱いも学んだが、自らの手で秘術を操ることなどできなかった。 かといって、他の道を歩むことも今さらできるわけがない。そうだろう? 彼はみじめな敗走の末に、ありきたりな挫折者のごとく、偽魔術師の道へと逃げ込んだ。 故郷から離れ、秘術のまねごとをしながらあてどなく続く放蕩の旅路に。 東から西へ、北へ、南へ。時として部族に混じり、時として街で暮らし、時として流浪の身へ戻る。 過酷な旅を生き残るための道具はいくらでも必要だった。 かつて学んだ神秘の知識だけでは足りなかった。 やるべきではないとはわかっている。 だが、やれたのだ。 生きるためには金が必要で、エルフの血が、その反射神経がそれを容易にした。 メルギトーレ・クォ・ヴァヂスは、この哀れなローグの人生は、こうして成り立っている。 クォ・ヴァヂス。 それは故知らぬ言葉にして、「どこへゆくのか」という意味だ。 メルギトーレは家名を捨て、代わりに、「どこへゆくのか」と問いを刻んだ。 どこへもゆかなくてよいと、そう思っていたはずだ。 人生は長く、特にエルフの血を継いでいるならより長くなる。多くを費やした旅路も、彼の人生を富ませてはくれなかった。 人生が彼だけであればよかったのだ。メルギトーレがどこへゆくのか。どこへもゆかず、無様な敗死を遂げたとして、それが彼だけのものであればよかった。 旅の道は多くの人と出会わせてくれた。 悪しきものは多かった。だが、それも気にならないほど、世は良いものたちに満ちていた。 彼らは俺を助けてくれた。だが、俺は彼らを助けてやれなかった。 力がなく、才がなく、金がなかった。 ――それで諦めてよいものだろうか? 今までと同じように。 どん底にあるものは、それがゆえに賭けをする。ベットできるほどの人生しかなければ、そうするほかに道はないのだから。 彼は賭けをした。 一路、北へ。ゴラリオンの北――内海中央部、偉大なるアブサロムへ! 一攫千金。人生の逆転。新たな出会い。目覚め。覆い隠された逃避。自覚のない逃げ。やり場のない怒り、そして悲観。抱くものは数あれど、彼は蓄えた財のほとんどを費やして探索者の道を志し、そして幸運にも――成功した。 彼がこれからどこへゆくのか。どこへゆけばよいのか。 それは彼にしか分からないことで、今は彼にも、誰にも、わからないことだ。 それを知るのは、まだ先の出来事なのだろう。 ……PROFILE メルギトーレ・クォ・ヴァヂス。42歳のハーフエルフ。 老化の遅いエルフの血を引いているからか同族から見ても相当に若い。30代どころか、20代といっても通じるであろう外見。 ハーフエルフの例に漏れず顔立ちは整っているが、尖った耳は中ほどから切断されて、見る影もなく崩れている。 切断面は荒く縫合されていて、無数のピアスで留められているから、一見してエルフ種特有の鋭い耳は見て取れない。 信ずる神はノルゴーバー。 その相のひとつである、灰色の主/The Gray Masterである。 隠密の神としてのノルゴーバーを通して「秘密」を信じる奇妙な信仰は、出自や過去を隠す「仮面」にどうしようもなく惹かれる挫折者の心根が形作ったものだ。 |